「会社を辞めたから、しばらく失業保険で食っていくしかないなぁ」

ちょっと待ってください!
失業保険は、退職したからといって無条件にもらえるわけではありません。

本当にもらえるかどうか確認しないまま会社を辞めてしまうと、
収入はなくなる、失業保険はもらえなくなるで悲惨なことになります。

まず、「失業保険を受給する条件を自分が本当に満たしているのか?」
をチェックしてみてください。

失業保険を受給する条件1.
定められた期間、雇用保険に加入している。
もう少し詳しく書くと、定められた期間、雇用保険料の納付が必要です。

雇用保険に最初から加入していない場合は、もちろん失業保険はもらえません。
自営業が廃業しても、失業保険の受給対象にならないのはこれが理由です。

また、雇用保険に加入していたが、加入期間が足りない・・・という場合も、
失業保険の受給条件を満たしていないことになります。

これは、退職後本当に困窮しますので絶対に避けて下さい。

あと1,2ヶ月勤めておけば失業保険がもらえたのに、
勢いで辞めてしまって失業保険が全くもらえなかった・・・という人も現実に存在するのです。

さて、「失業保険をもらうには雇用保険に一定期間の加入が必要」と書きました。
では、どの程度加入していれば失業保険の受給対象になるのでしょうか?

答えは明確です。

自己都合退職 → 1年
会社都合退職 → 6ヶ月

「失業保険は、6ヶ月間勤務していたら、自己都合退職でも支給されるんじゃないですか?」

はい。
確かに、昔は6ヶ月間雇用保険に加入していたら、自己都合退職でも失業保険が出ました。

しかし、法律が改正されて今は事情が異なります。

現在は、自己都合で退職すると、「雇用保険の加入期間が1年」ないと、失業保険は1日分たりとも
もらうことはできません。

このような情報は企業勤めをしている間は興味がないため、なかなか目に入ってきません。
結果として、古い情報が頭に入ったままになっている方は思いの外多いのです。

古い知識に基づいて行動を起こすと、退職後の計画が完全に狂いかねません。

「6ヶ月、雇用保険に加入して保険料も払った。退職して失業保険をもらおう」
と勢いで退職したはいいものの・・・

実際にハローワークに行ってから、失業保険がもらえないと知って真っ青になる人もいました。

もう少し正確に説明すると、そういう状況の人から「何とかならないか」とご相談いただくことがあるのですが、
どうにもならないことが多いです。

雇用保険加入期間が半年~1年の場合、会社都合退職と自己都合退職で
「1円ももらえないか、もらえるか」
という大きな差が出てくるのです。

雇用保険の加入期間が半年ない場合。

この場合は会社都合退職も自己都合退職も関係なく、
失業保険の受給対象外になってしまいます。

これに対する解決策は、残念ながら存在しません。
法律で決まっているからです。

今回のお話を、ざっとまとめてみます。

・雇用保険の加入期間 半年未満 → 会社都合退職、自己都合退職関係なく失業保険はもらえない
・雇用保険の加入期間 半年~1年未満 → 会社都合退職なら失業保険がもらえる 自己都合退職の場合、もらえない
・雇用保険の加入期間 1年以上 → 会社都合退職でも自己都合退職でも失業保険がもらえる
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