「今の会社では、アルバイトとして働いています。アルバイトでも、失業保険はもらえるんですか?」
たまにいただくご相談内容です。

結論から書きますと、失業保険をもらう資格があります。

実は、失業保険をもらえるかもらないか、失業保険を何日もらえるのかといった判断には、
アルバイト・パート・正社員・派遣社員・契約社員のどれか、というのは全く関係ありません。

つまり、失業保険は、社員の身分によって差がつくことはないのです。

失業保険を受給できるか、できないかの区別はひとつだけです。

その基準は、
「会社を辞めた時点で、一定期間、雇用保険に加入しているかどうか」

このため、気にすべきなのはアルバイト・パートだから失業保険がもらえないかも知れない・・・
ではなく、
「雇用保険の加入期間がきちんと足りているか?」
になります。

と、ここまでが「あくまで会社が社員を法律通りに扱っていた場合」の話になります。

実際は雇用保険の加入条件に該当するにもかかわらず、
雇用保険への加入(それどころか、社会保険全般への加入)を認められていないパート・アルバイトの方が大勢おられます。

会社側も、思い込みで「アルバイトは、雇用保険に加入させる必要はない」
と勘違いしていることがよくあります。

以前は、雇用保険の加入条件に「1年以上の継続雇用の見込み」という項目があったのでそれでもトラブルは少なかったのですが、
法改正後「31日以上の継続雇用の見込み」になりました。

法改正など、普通の会社はわざわざ追いかけていないことがほとんどです。
このため、古い知識で人事を運用して、知らない間に違法状態となっていることが多いのです。

では、どうしたらよいでしょうか。

労働基準監督署に通報して、是正勧告を出してもらうのが正攻法です。

違法行為が多々見られる企業に対してストレートに法律違反を指摘すると、逆に会社から嫌がらせや攻撃を受けるので危険です。

正目から違法行為を指摘しに行く、というのは避けた方が無難でしょう。

まとめに入ります。

アルバイト・パートなので、失業保険をもらえない
というのは勘違いです。

こうした「俗説」を信じてしまい、もらえたはずのお金を手にできなかった方は沢山おられます。
知っているべきことを知らないでいたばかりに、こうした貧乏くじを引かされてしまうことは珍しくありません。

以下はちょっと補足です。

学生アルバイト(夜間校の学生除く)は、雇用保険への加入条件に該当していても、加入しません。

なぜかというと、学生は学業が本業という扱いだからです。
失業しても、本業(学生)は変わらない・・・という解釈のようです。
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