会社を辞めると、ほとんどの人はしばらく収入を失業保険に頼ることになります。
となると、少しでももらえるお金を増やしたいと考えると思います。

今回は、失業保険を増やす条件についてお話します。

まず、失業保険を増やす条件は、2種類あります。

ひとつめは、「日額が増える場合」。
失業保険で1日あたりにもらえるお金を日額といいますが、これは辞める前180日の平均賃金日額が計算に使われます。

簡単にいうと、辞める前半年の給与が多ければ多いほど、失業保険の日額も増えます。

実際のところは年齢などによって上限額が設定されていますのである程度のところで頭打ちにはなりますが、
基本的には給料が多ければ多いほど、日額も増えていくと考えてよいでしょう。

となると、失業保険の日額を増やす条件=退職前の給与額を増やしておけばよい、という話になります。

残業代がきちんとつく会社であれば、意図的に残業時間を増やすとよいでしょう。
しかし、そんな恵まれた会社に勤めている人は、あまり会社を辞めようとは考えないものです・・・

残業代以外には、交通費を増やすという手がよく使われます。
失業保険の計算に使われる給与には、交通費など各種の手当ても含まれるからです(ボーナスは含まれません)。

会社の近くにマンションを借りて住んでいるような場合・・・
遠くなっても、実家に戻ってその分の交通費を増やすという手があります。

しばらくは通勤がつらくなりますが、
失業後は家賃の負担もきつくなりますから家賃を節約できる状況にするのも悪くありません。

住宅手当が出る会社にお勤めの場合、逆に部屋を借りるのも選択肢のひとつとなります。
住宅手当も、失業保険の日額の基礎になるからです。

もちろん家賃負担が増えますから、他のメリットがある場合に限ります。
例えば、退職後に社会人大学院に行くので、大学院の近くに引っ越す、などですね。

退職して会社員の身分を失うと、部屋を借りることも非常に難しくなります。
明確なビジョンがある方は、動きやすい環境を会社員の内に整えておくことをお勧めいたします。

人それぞれの状況と、退職後にどうするかの希望によって最善の選択が異なってきますので、
プラス面とマイナス面を天秤にかけて結論を出すとよいでしょう。

少し長くなりましたので、ふたつめの「失業保険の日数が増える条件」については次回。
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