「失業保険と失業給付、似ていますがどう違うのですか?」
たまに、このような疑問を抱かれる方がおられます。

一般的には、失業保険という名称がメジャーですが、
失業給付とどこが違うのでしょうか。

答えは簡単で、同じものを指しています。
つまり、失業期間中にもらえるお金ですね。

なぜ呼び方が違うのでしょうか。

実は、失業保険という制度は、もうこの国にはありません。
失業保険という名称は、昔のものです。

現在は「雇用保険」が制度の正式名称になっています。
そして、もらえるお金は「雇用保険の失業等給付(失業給付)の基本手当」
が正式名称です。

何だかややこしいですが、雇用保険という制度の中に失業等給付(失業給付)という数種類の給付金制度があって、
その中の基本手当が、一般にイメージされる失業保険、と考えればよいでしょう。

ちなみに、失業等給付(失業給付)以外の給付金には、以下があります。

・就職促進給付
内訳として、再就職手当や就業手当、常用就職支度手当や移転費、広域求職活動費があります。

・教育訓練給付
仕事に役立つ資格学校などに通った場合、受講費の一部を支給してもらえる制度です。


・雇用継続給付
内訳として、高年齢雇用継続給付、育児休業給付、介護休業給付があります。

それぞれの細かい制度については今回は説明しませんが、
一口に雇用保険といっても、給付内容は様々だということがご理解いただけるかと思います。

ややこしいと感じられるかも知れませんが、正確に覚えておく必要も別にありません。

会社を辞めたときにお世話になることが最も多い失業給付(正確には雇用保険の失業等給付の基本手当)は、
失業保険と同じ内容を指していると理解しておいても、大きな不利益を被ることはまず考えられないからです。
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