前回お話したように、失業保険をもらっている間のアルバイトには多くの地雷があります。
その地雷を踏んでしまうと、「再就職扱い→失業保険打ち切り」の悲劇が起きるのです。

ちょっとおさらいしてみましょう。
・週の労働時間が20時間未満
・31日以上の雇用見込み

これらの条件に「両方」該当すると、雇用保険への加入義務が発生し、再就職扱いとなり、不意打ちで失業保険が打ち切られることになるのです。

逆にいうと、失業保険をもらっている期間のアルバイトは下記のようなものが適しています。
・週20時間労働を超えてしまう恐れがない
・31日未満の雇用日数でも採用をしぶられない

しかし、こういったアルバイトは雇う側のニーズがあまりありません。
そのため、探すのに意外と苦労することが多いのが現実です。

しかし、この条件を満たすアルバイトも存在します。

それは「治験アルバイト」です。

「治験って何ですか?」
という方もいらっしゃるかと思います。

これは、「新しい薬や健康食品などを使用して、体にどのような影響があるか?」のデータをとるアルバイトです。

というと、「何だか怖そう」という印象を持つ方が多いかも知れません。

しかし、実際のところは発売間近の薬や健康食品なので、体に重大な悪影響が起きるということはありません(そんなことがあれば、すでに社会問題化しています)。

「ではなぜ、影響が起こらない薬をわざわざ服用するのですか?」
もっともな疑問ですが、理由は単純です。

単純に、薬の販売許可を得るためお役所に提出義務のあるデータ量がものすごく多いからです。

そのデータをそろえるために、実際に薬を服用してくれるモニターの方が大勢必要になるのです。

これが、治験アルバイトというものが存在する理由です。

治験アルバイトの特徴は、「高額報酬で、拘束期間が短い」ことです。

また、「拘束期間が短い」とはいっても、1日あたりの拘束時間は長めですので、時間のやりくりが厳しいサラリーマンにはあまり向きません。

しかし、すでに会社を辞めて失業中の方であればこの拘束時間も問題になりません。

失業保険を受給している最中の方にはぴったりのアルバイトといえます。

確かに、精神的な抵抗はあるかも知れませんが世の中には治験アルバイトだけで数年間にわたって生活費を稼いでいる人もいるぐらいで、いったん経験してしまうと割のよさからはまってしまう人も少なくありません(個人的には生活が苦しい時期だけにしておいた方がよいとは思います)。
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