失業保険をもらうには、一定の年数、雇用保険に加入している必要があります。

自己都合退職の場合は1年、会社都合退職の場合は半年の被保険者期間が必要になってきます。

さて、この「被保険者期間」ですが、聞き慣れない言葉だという思われる方も多いかも知れません。

おおむね、勤務期間と同じと考えてよいのですが、完全にイコールではありません。

というのは、「月11日以上勤務した月」でないと、雇用保険の加入期間に算入されないからです。

つまり、その1ヶ月は被保険者期間とはなりません。

病気で欠勤を繰り返すなどして10日しか出勤できなかった月があった場合、その月は被保険者期間としては扱われないのです。

フルタイムで働かれていて、連続して休んだ期間がないような方はこれは問題になりません。

しかし、上の例で挙げたように病気などで休職期間があった方は要注意です。
また、アルバイトで月の勤務日数が不定の方も注意する必要があります。

「失業保険がもらえるまで待ってから会社を辞めよう」
と考えて入社から1年たって退職したものの、1ヶ月は勤務日数が10日だった・・・
となると、失業保険はいっさいもらえません。

こうなると、退職後のプランは完全に狂ってしまいます。

また、失業保険は被保険者期間5年や10年といった年数を境に一気に増えるのですが、
被保険者期間を計算違いしていると、ここでも落とし穴にはまる可能性があります。

あと1ヶ月、被保険者期間を上乗せしていれば失業保険が180日出たはずなのに、1ヶ月足りなくて90日しかもらえない・・・ということは起こりうるのです。

こういったことは、会社の人事は親切に教えてくれません。
辞めていく人には、会社は冷たいからです。

身を守るためには、退職日を決める前に調べておく必要があるのです。
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