退職して失業保険をもらおうとハローワークに手続きしに行ったら、思わぬ言葉に絶句してしまうことがあります。

その思わぬ言葉とは「あなたは雇用保険に加入してませんから、失業保険は出ません」というものです。

勤めていた会社が、あなたを雇用保険に加入させていなかったということです。

このままだと、失業保険が1円ももらえません。

しかし、心配はいりません。
雇用保険には、後から加入することができるからです。

・本来、雇用保険に加入できる状態
なのに、
・会社が加入手続きをとっていなかった
場合は、過去2年間にさかのぼって、雇用保険に加入することが可能です。

これで、雇用保険の加入期間は2年。
90日間は失業保険をもらえる計算です。

「実際は20年も勤めてきたのに、たった2年加入という扱いですか?」
という不満を抱く人もいるかも知れません。

以前も書きましたが、無制限に雇用保険に加入することが可能な場合があります。

「雇用保険料が給与から引かれていたのに、未加入になっていた」ことが条件になります。

この場合、ハローワークで手続きをすればずっとさかのぼって加入できます。
20年勤めていたのであれば、20年全期間に渡って雇用保険に加入できるのです。

ちなみに、雇用保険料は、まず会社が全額を納付します。

その後、会社から退職者あてに自己負担分の請求ができることになっていますが、実際は請求されることはほとんどありません。

会社の責任で未納になっていたのですから、請求するのは気が引けるという面もあるのでしょう。

「退職後に、さかのぼって雇用保険に加入する」
というと妙な印象を受けるかも知れません。

しかし、これは会社の不手際のせいで退職者が失業保険を全くもらえないという事態を防ぐための救済策です。

遠慮なく使わせていただきましょう。
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