もうすぐ6月ですが、この時期になるとボーナスの支給が始まる会社も出てきます。

また、ボーナスをもらってから会社を辞めようと考えていた人がそろそろ退職に向けて動き始めるのもこの時期です。

ところで、1日あたりにもらえる失業保険の額は、退職直前の半年に、どのくらいの給与をもらっていたか?で決定されます。

退職前6ヶ月に高給取りだった人は、失業保険の日額もそれなりに高い額になるのです。

では、この計算にボーナスでもらった金額は入るのでしょうか?

残念ながら、ボーナスでもらった額は、失業保険の計算には使いません。

このため、普段の月給が少なくてボーナスで多めにもらうような企業に勤めている場合、退職後にもらう失業保険が少なくて困ることがあるかも知れません。

なぜ、ボーナスを失業保険の計算に使わないかというと、「毎月、定期的に支給される給与」だけが失業保険の日額計算の対象とされているからです。

ボーナスは年間2回が一般的ですから、この制限にひっかかるのです。

しかも、実はこれ、ボーナスだけに限りません。

不定期に支給される寸志や期末手当といった各種手当ては、そろって失業保険日額の計算から除外されてしまうことになります。

これらの手当もボーナス同様、数ヶ月に1回しか支給されないからです。

一方、毎月支給される手当は、失業保険の日額計算に使われます。

この手の手当は、住宅手当や通勤手当、残業手当があります。

個人的には、すでに通勤する必要がなくなったのに、通勤手当を計算に入れるというのは妙な気がするのですが、そういうルールになっている以上、どうにもなりません。

このように、同じ年収であっても、どのような名目でもらうかによって、退職後の失業保険の金額は変わってきます。

年収に占める賞与の割合が大きい人は、少し警戒しておいた方がよいでしょう。
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