失業保険をもらうには、まず1週間の待機期間を過ごす必要があります。

これは、自己都合退職した人ばかりではく、会社都合退職した人も同様です。

よく、この待機期間を受給制限期間と混同している人がいますが、全くの別物ですので気をつけてください。

待機期間は1週間。自己都合退職した人も会社都合退職した人も等しく課されます。
受給制限期間は3ヶ月。自己都合退職した人だけに課されます。

両方とも、「この期間を過ぎないと失業保険の支給が始まらない」という点では共通ですが、期間も対象となる範囲も違うのです。

さて、待機期間が何か分かったところで、今回は「待機期間中にやると大損すること」を解説したいと思います。

待機期間中にやると大損すること、それは「再就職」です。

再就職した場合、失業保険の残日数に応じて、「再就職手当」がもらえます。

失業保険を通常通りもらった場合に比べると5割から6割と、金額は大幅に減ってしまいますが、一括でまとまったお金が入ってきますのでそれなりに魅力的です。

しかし、この再就職手当、もし待機期間に再就職してしまうと、もらえないのです。

手持ちのお金が心細くなっている状態だと、これは結構な痛手になってしまいます。

ということで、再就職手当をもらいたいのであれば、最低限でも待機期間を過ぎてからの再就職が必要になります。

しかし、待機期間が過ぎてから1ヶ月間は、「ハローワークの紹介で再就職したこと」などの制限がついているので、この点にも注意しなければなりません。

おそらく、本当は再就職が決まっているのに、再就職手当を目当てに求職者登録されることを防ぐのが目的でこのような制限がかかっているのだと思います。

なお、再就職手当をもらえなかったからといって、今までの雇用保険加入期間が無駄になる、というわけではありません。

その場合は雇用保険の加入期間を通算することが可能ですから、次回の退職時は失業保険をもらえる日数を増やせる可能性が高くなります。
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