「もらえないパターン3」
では、「独立して事業を立ち上げた人は、失業保険の支給対象から外れる」
ということを説明しました。

さて、こうなると気になるのは「何をすれば独立して事業を立ち上げたことになるのか?」です。

事業をスタートさせたと見なされるのは「準備に着手した時点」とされています。

具体的は、下記のような行動を取った時点ということになります。
・事務所の賃貸契約を締結した
・商品を仕入れた
・社員を雇用した

ハローワークの説明会では
「起業のためのセミナーに出席したら、事業の準備を始めたと見なされる」
と言われることもあります。

しかし、これは言い過ぎの感があります。
セミナー出席などはサラリーマンをしながらでもできるものですから、
「独立へ向けて行動を起こした、再就職への道を完全に断ち切った」
というには無理があるからです。

もう少し、事業立ち上げと失業保険の不正受給の関係について説明しましょう。

独立した人の不正受給がバレてしまうのは、「周りからの密告」が一番ありがちです。

事業を立ち上げると色々自分語りをしたくなる人が多いようで、
周りの人間に「まだまだ売り上げは立っていないけど、失業保険をもらいながら何とかやっている」
などと話してしまう人が少なくありません。

しかし、多少の知識を持った人にとっては「不正行為の自白を聞いてしまった」としか思えません。
失業保険の不正受給をハローワークに通報され、いきなり多額の返済を求められることにもなりかねません。

失業保険の不正受給の返済で事業が行き詰まった、では笑い話にもなりません。

なお、最近はブログやフェイスブックなどで起業日記のようなものを公開している人が多いですが、
このようなところで「(自覚がなくても)失業保険の不正受給」を告白してしまうと大変です。

ネット自警団のような恐ろしい人たちが大量に群がってきて、
大犯罪者であるかのように扱われてネット中に名前を拡散されてしまいます。

妙なことは書かないのが一番です。

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