ネット上には、失業保険について書かれたブログなどもたくさんあります。

そうしたブログでたまに見る間違いがあります。

「懲戒解雇の場合、失業保険の受給資格を失う」
というものです。

しかし、懲戒解雇されても失業保険をカットされるなどということはありません。

普通の解雇とは違い、懲戒解雇の場合は失業保険の受給条件で不利に扱われるのは事実です。

具体的には、
受給日数は自己都合退職と同じです。
また、3ヶ月間失業保険がもらえない期間もあります。

しかし、「もらえない」わけではありません。

なぜかこれを勘違いしている方が大勢いらっしゃるのです。
そして、その勘違いを悪用する会社も沢山あります。

社員へ圧力をかける目的で
「今月もノルマが達成できなかったのか・・・お前を雇っていると赤字だな。
懲戒解雇ものだ」
などと脅す上司はどこにでもいます(いたら困るのですが、います)。

そうやって脅した後に、
「懲戒解雇は失業保険も出ないからな」
と続くわけです。

お分かりでしょうが、この脅しは間違った知識に基づくものです。

仮に本気でそう思っているのであれば、その上司は労働管理に関する知識がなさすぎですので、管理職に不適です。

普通解雇であっても、正当になるには厳しい条件を満たす必要があります。
そうでないと、不当解雇になります。

ノルマ未達成程度で懲戒解雇で処理すると、どうなるか想像がつくと思います。

辞めた社員が第三者機関に駆け込んだ場合、立場がまずくなるのは会社の方なのです。

懲戒解雇だからといって失業保険が出ないというのは大間違いですし、
それを脅しに使う上司も論外です。
« | »