退職後、健康保険料など各種社会保険料を節約するために、
扶養に入ろうと考える人も多いです。

さて、扶養に入っても、失業保険を受給できるのでしょうか?

一言でいうと、日額によって、結論が変わります。

これだと、意味が分からないと思いますのでもう少し詳しく説明します。

失業保険として受給した金銭も、
扶養対象になるかどうかを判断する収入として扱われます。

つまり、失業保険でもらうお金をパートなどでもらう給料と同じように見るということですね。

扶養に入れる範囲内の金額なら、当然ですが扶養に入れます。

しかし、失業保険でもらうお金が扶養の枠を超えたら、扶養から外れることになります。
どうしても扶養に入るのであれば、受給をあきらめなければなりません。

「私の日額は6,000円。受給日数は90日なので、54万円。
この金額なら、扶養に入れると思います」

・・・すいません、あなたは扶養から外れることになります。

理由ですが、受給中は「収入=失業保険日額×365日」と見なすからです。

失業保険は90日だとか180日しか出ないのにおかしい、と思う人がほとんどでしょう。
正直なところ、私もそう思います。

しかし、このように計算されてしまうのです。

次に気になるのは「では、失業保険が1日いくら以上なら扶養から外れてしまうのですか?」
ということだと思います。

簡単に答えだけ言うと、
「日額が3,600円弱」
を超えると扶養から外れます。

アルバイトやパートではなく、フルタイムで仕事していた人だと、
この制限にかかることが多くなるでしょう。

結果として、失業保険の受給と扶養を同時に・・・というのは、
極めて限定的な場合に限られます。

以下、補足です。
自己都合退職して受給制限期間(3ヶ月)が課されたケース。

この3ヶ月は、扶養に入ることが認められています。
受給制限期間は失業保険が出ないので、無収入扱いになるからです。

受給制限期間も扶養から外れると、
国民健康保険料などで払わなくて済んだはずの請求が来てしまいます。

ここは気をつけて、うまく扶養→失業保険にシフトしてください。
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