当サイトのタイトルに使われている「失業保険」。

実は、失業保険という制度は日本には存在しません。
この名称は以前は正式名称でしたが、今はもう使われていないのです。

一般に失業中にもらえる失業保険は、「雇用保険の基本手当」を指します。

ではなぜ古い呼び方を使っているかというと、単に「失業保険」で覚えている方が多く、こちらの方が話が伝わりやすいからです。

いちいち「雇用保険の基本手当」なんて表現する人、いませんよね。

このように、一般的に通じる表現と正式名称は違っていることも多いのです。

今回は、退職関連で表現が微妙に違う事例を集めてみました。

1.失業保険:雇用保険

前置きで説明した通りです。


2.失業保険:失業給付

このふたつも、ほぼ同じと考えて構いません。

「雇用保険の基本手当」は、「失業給付」と表現されることもありますので、失業保険よりは失業給付の方が正式名称に近いといえます。


3.ハローワーク:公共職業安定所

ハローワークは、公共職業安定所の愛称です。
「職安」というと重いイメージがあるからでしょうか、ハローワークという名前で呼ばれるようになりました。

正式名称は、今でも公共職業安定所です。

ハローワークの偉い人の名前で出された書類を見ると、「●●職業安定所長」になっています。

4.退職願:退職届

このふたつは区別がつかないと思うことも多いのですが、明確に異なります。

退職願というのは、「退職の話が出ていない段階で退職の意向を届け出る」
退職届の方は「退職の話は固まっていて、改めて書面で退職の意向を届け出る」
といった違いがあります。

一昔前のドラマやマンガなどで「こんな会社、辞めてやる」といって机にたたきつけるのは、退職願の方になります。

啖呵をきっているのに「願」というのも何かおかしな話ですが。


5.就職活動:求職活動

ハローワークに認定され、失業保険を受給するために必要なのは「求職活動」の方です。
この求職活動、大学新卒などの学生が就職先を決める活動には用いません。

一方、就職活動は、求職活動を含んだより広い範囲を指します。
新卒学生が企業を訪問して面接などを受ける活動は、就職活動になります。
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