雇用保険の加入条件は、「週20時間、31日以上継続して働く仕事に就く」。

この条件に該当した場合は、雇用保険に再加入しなければなりません。
当然ですが、失業保険はその後もらえなくなります。

このような制限があるため、引き続き失業保険をもらいたいなら、
労働時間が多いアルバイトは避けたいところです。

すると、こんなことを考える方がいます。
「アルバイトをかけもちして、各バイト週労働時間を20時間未満に調整すれば、
雇用保険に加入しなくていいのでは?」
「週19時間のアルバイトを2つすれば、雇用保険に加入しなくて済み、
失業保険はそのままもらい続けることができるのではないか?」

残念ですが、これは無理です。

会社が違っても、
週あたりの労働時間が『合計で』20時間以上なら雇用保険に加入しなければなりません。

どちらの職場で雇用保険に入ればいいのでしょうか?
それは、その日初めに行く会社です。

午前と午後で違う会社でアルバイトをする場合は、
午前にアルバイトをする会社で雇用保険に加入することになります。

ややこしいと感じられた方が多いと思いますが、会社の方もそう思っています。
このような処理を頼むと、必ずといっていいほど渋られます。

会社からしてみれば、
「アルバイトを複数するのは君の勝手。雇用保険料を会社が負担するのはおかしい」
と考えても無理はありません。

このような事情もあり、雇用保険に加入せずに複数のアルバイトをしている方は多いのが現状です。

繰り返しますが本来なら、「複数バイトでも、合計で週20時間以上の労働をするなら雇用保険に加入」です。
しかし、このような運用がされていることは実際には少ないのです。

しかし、合計であっても週の労働時間が20時間を超えている状態で失業保険をもらえば、不正受給に該当します。

不正受給に該当するとは考えずに、このような状態になっている人がほとんどだと思います。
しかし、知らなかった、といえば不正受給を見逃してもらえるわけではありません。

複数のアルバイトをする際は、この点に注意してください。

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