失業保険を不正受給していることが明るみに出たら・・・
どんな代償を支払うことになるのでしょうか?

原則から言うと下記のような処分がされます。
1.今もらっている失業保険が、即日支給停止
2.受給済みの失業保険の3倍額を返納する


2.は、俗に言う3倍返しというものです。
といっても1倍分は受給したお金です。

なので、ペナルティとして払う金額は2倍です。

しかし、失業保険の不正受給発覚→即、このようなペナルティが課される
ということはありません。

失業保険の不正受給といっても、内容には大きな差があります。

知らず知らずの内に不正受給に該当していた人と、
組織的に失業保険をだましとった人が同じと考えるのは妥当ではありません。

悪意がなくても不正受給に該当する典型的なパターンは、
再就職後にハローワークに申請していなかった場合。

「再就職したら必ずハローワークに申請する」というルールを知らない人も珍しくなく、
3倍返しまで要求される可能性は非常に低いです。

不正受給だからといって、必ず3倍返しになるわけではなく、
ハローワークの判断によってそれより軽い処分にすることも多いからです。

余談ですが、ハローワークの判断で罰則を軽くすることを「宥恕」
といいます。

ゆうじょ、と読みますが普通は使わない言葉ですね。
意味は「寛大な心で罪を許すこと」です。

実に上から目線ですが、不正受給をしてしまった手前、何も言えません。

ちなみに、失業保険をもらう手続き後に行われる説明会では
「失業保険を不正受給すると、詐欺罪で逮捕される」
と繰り返し強調されることも多いです。

これは、釘を刺していると考えて下さい。

過去の事例を見る限り、組織的・計画的に失業保険を詐取した場合でなければ、
逮捕されていることはありません。

とはいえ、罰則があるのは事実です。

「失業保険の不正受給は、ばれても大した代償はない」
などと思っていると酷い目にあいます。
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