「会社を辞めるとき、有給休暇をまとめて消化したい!」
と希望される方のためのお話、続きです。

今まで見た内容をおさらいしてみましょう。
・会社を辞めるとき、有給休暇をまとめて取ることは問題なし
・会社が「有給休暇は消化できない」と説明することがあるが、大ウソ。
・有給休暇を「自主的に放棄」することを「会社が強要する」手口が横行しているので、
絶対にその手に乗ってはならない

これらの理由から、
「会社を辞めるときに残っている有給休暇は、まとめて取るべき」
と断定しました。

といっても、状況がそれを許さないことも現実問題としてはあります。
仕事の引き継ぎに時間がかかり、有給を全部消化する見込みが全く立たないようなときです。

有給休暇を全て取得しようと考えたら、
普通は1ヶ月の時間がかかるような引き継ぎを1週間でこなさないといけない、というケースですね。

では、対応策を見ていきましょう。

一番確実なのは、「退職を延期する」ことです。

退職の意思を伝えた後は、まず退職の日付を決定。

その後、退職者が行っていた仕事を引き継ぐ担当を決める・・・
となるのが一般的です。

これを違う視点から見ると、
「仕事の引き継ぎにどの程度の時間が必要かは考慮せずに退職日を設定している」
ことになります。

早い話がどんぶり勘定ですから、後になって不具合が出てくることは少なくありません。

さて、こうした「引き継ぎが終わらない」という事態に陥ったとき、
引っかからないでいただきたい落とし穴があります。

「仕事の引き継ぎが十分できないなら、有給消化中でも会社に来て引き継ぐのが社会人として当然」
という会社側の要求に屈してしまわないことです。

引き継ぎを理由に有給消化を有名無実化するのは、典型的な手口です。
« | »