2013年3月末、ハローワークの非正規職員2,200人が一斉解雇されることが明らかになりました。

「ハローワークの非正規職員」
というとピンと来ないかも知れませんが、民間企業でいえば契約社員と同じような立場で働く人たちのことです。

この非正規職員、実はハローワーク職員では多数派を占めています。

2012年度で、ハローワーク職員の内訳は下のようになっています。
・全職員31,765人
・非正規職員 20,176人

つまり、全体の6割以上が正規の公務員ではありません。

一般的に考えられている
「ハローワーク職員は公務員だから、安定している」
というのは実は全く真実ではないことが分かります。

ちなみに、民間企業ではリーマンショック後の法律改正でむやみな雇い止めは禁止になりました。
しかし、この規程は役所には適用されません。

このため、お役所のひとつであるハローワークでは、
雇う側の都合で雇い止めをすることが今でも比較的自由なのです。

なぜこのような大量解雇が起こってしまうのでしょうか。

厚生労働省によると、「今までが特需状態だった」そうです。

もう少し具体的にいうと、
リーマン・ショックや東日本大震災をきっかけとした失業者の増加がひとまず鈍化したから・・・とのこと。

ハローワーク職員が不安定雇用の状態で、求職者の職業相談を受けるというのは個人的には
「仕事に実が入らないのでは・・・」
と考えていたのですが、今後は拍車がかかりそうな懸念があります。

自分が来年職を失うかも知れない状況だと、「人の面倒なんか見ていられるか!」
という心境になっても不思議ではありませんから。

(初出:2013年3月27日)
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