景気回復とはいえ、実感はなかなかわかない人が多いと思います。

給与が伸びない割には物価は上昇を続けており、むしろ生活が苦しくなった、という感覚を持つ人が多いですから、そう思うのも無理はありません。

しかし、足下の指数を見ると、景気そのものは回復基調にあります。

例えば、有効求人倍率は上昇し続けていますし、アルバイトや派遣社員の時給は過去最高水準を更新しています。

なぜか、正社員にはこういった恩恵が降りて来ていないので「何が景気回復だ!」と言いたくなってしまうのです。

さて、景気回復局面で深刻化しているのが、人手不足です。

デフレの時代、劣悪な労働条件でも人はいくらでも集まりました。
単純に、ブラックまがいの採用条件でも応募してくる人は沢山いたからです。

しかし、そのような人材使い捨ては通用しなくなりつつあります。

例えば、
「デフレの勝ち組」
と称された企業はここ最近、軒並み業績を落としています。

その理由の大きな部分を占めるのが、人件費の高騰です。
時給を大幅に上げないと、人が集まらなくなってしまったのです。

他に割のいい仕事があれば、安い賃金でいくらでも働くような人はいなくなるからです。

さて、先日、大学4年生を対象とした就職面接会が開催されました。
この就職面接会に、人材が確保できない中小企業が殺到したとのこと。
想定の2倍の企業から、参加申し込みが届いています。

理由は上記で書いたように、人材確保が難しくなってきているからです。

これは、転職市場も同様です。

「まだまだ景気が悪い」
などと考えていると、転職しやすい時期を逃すことになりかねません。

実際に動くかどうかはともかく、
「今より良い企業から、自分はオファーされる人材なのか?」
という確認をしておくことは悪くないでしょう。
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