再就職手当ってご存じでしょうか?

一言でまとめてしまうと、比較的早く再就職した人に対して支給される給付金です。

残っている失業保険の5割から6割の額を、一括でもらえます。

昔は3割という時期もあったのですが、早めに再就職を促したいという意向から、拡充される傾向が続いています。

さて、この再就職手当、さらに増えることがこのたび決定されました。

じゃあ、残った失業保険の7割とかになるのか?というと、そこは変わりません。

「再就職先の給料が前職よりも少なくなった場合、その差額を支給する」
というちょっと変わった形の手当が新たに付け加わることになったのです。

要するに、「転職したら給料が下がった」という場合に少しだけ手当を厚くして、再就職に支障がないようにするのが狙いです。

もらえる額は給与の差額分ですが、半年分の差額を一括払でもらうことができます。

といっても、転職先の会社に半年以上勤務することが条件です。

支給される側から見ると、入社半年後のボーナスという感じになるでしょうか?

「私は、前職の月給は100万円だったけど、新しい職場は20万円です。80万円×6ヶ月で、480万円もらえるのですか?」

いえ。

そういった極端なことが起こることを防ぐため、支給される上限額は「もらわなかった失業保険の総額の4割」となっています。

上記のように、転職先で極端に給与が落ちた場合であっても、残っている失業保険の総額×0.4をもらって終了となります。

再就職することのインセンティブを拡充することで早期の再就職を促すのが狙いでしょうが、どの程度の効果があるでしょうか。

個人的には、制度をいじれば何でも問題が解決するかのような発想は、あまり大きな効果を生まないと感じています。

こういった制度を(従来の制度も含めて)「誰も知らない」ということに大きな原因があるのではないでしょうか。

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