失業保険で1日あたりにもらえる金額は、毎年8月1日に改正されます。

つまり、この日を境にもらえる失業保険の額が増えたり減ったりするのです。

さて、今年(2,014年度)はどうなるかというと、残念ながら減ってしまうことが明らかになりました。

7月15日、厚生労働省が発表したところによると、失業保険の上限額が最大で25円、率にして0.3%引き下げられる見通しです。

具体的には、上限金額が下記のように引き下げられます。

30歳未満・・・今までの上限額6,405円→6,390円
30歳以上40歳以下・・・今までの上限額7,115円→7,100円
45歳以上59歳以下・・・今までの上限額7,830円→7,805円
60歳以上64歳以下・・・今までの上限額6,723円→6,709円

1日あたりの金額としては微々たるものですが、それでももらえる額が減る側からすると、少し嫌な気分になるものです。

失業保険の日額が下がる理由としては、平均給与額の低下が挙げられています。

2,013年度の給与平均額が、2,012年度に比べて0.2%低下したため、それに連動して引き下げられました。

2,012年から2,013年というと、景気回復が叫ばれ、あちこちの有名企業で賃上げが発表された時期と一致します。

しかし、これを見ると給与が上がったのは一部の有力企業・優良企業だけで、全体としてみると給与は落ちていっていることが分かります。

確かに、景気回復局面であっても給与の回復は最後まで起こらない現象です。

しかし、給与額が上がるどころか減っているという統計が出ているのと見ると、「本当の景気は回復しているのだろうか?」という疑問を持ってしまいます。
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