兵庫県のハローワークで、信じられないような事件が起きました。

60代の雇用保険審査官が、4年間にわたって審査請求を24件、
ほったらかしにしていたというのです。

この職員が定年退職したことを機に発覚しました。

雇用保険審査官というのは、
「この処分はおかしいと思います」
という申し出に対して、改めて調査・判断を下す担当ですね。

発覚したのは2,013年の4月ですが、
この職員が審査請求を放置し始めたのは2,009年4月から。

つまり、4年間に渡って「仕事を放棄」していたことが他の誰にも分からなかったのです。

きっかけは、審査請求をしていた人からの
「あまりにも審査に時間を要している」
という申し出でした。

言い換えると、この申し出がなければ、今も発覚していなかった可能性が高いです。

「4年も放置されていてなぜ分からなかったんだ?」
と感じる方も多いと思います。

しかし、「専門家が言うことだから・・・」と頭から信じ込んで、
「実際は法律にまったく従っていない無茶苦茶な処理をされている」
ことに気づいていない方は大勢おられるのが現実です。

この雇用保険審査官は、処理を怠っていた24の案件のうち、5件を記録せず、
13件を「何もしていないにも関わらず」処理済みと上司に報告していました。

このような状態で、発覚するまでに4年もの期間がかかっているのです。

似たような事例は、例えば生活保護の申請があります。

「窓口で相談したが、生活保護の申請書をもらえなかった」
という話をよく聞きます。

しかし、本来は生活保護が出るかどうかは別として、申請書すら渡さないというのは違法です。

生活保護を出さないように、窓口の段階で追い返しているに過ぎません。
こうした対応は、「水際作戦」として一時期、大きな批判にさらされました。

しかし、大きな問題になるまで、
この「生活保護の申請書すら渡さない」という対応によってあきらめた方は大勢おられるのです。

話がずれましたが、「役所で、窓口担当の方が言うことだから」と信じ込むのは危険である、
ということがこれらの事例からお分かりいただけるのではないかと思います。

失業保険についてもいい加減な説明をする窓口担当の方がおられるのが実情です。

理不尽な対応をされて損をしたくなければ、自分自身で知識武装する必要があります。
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