「職業訓練を受講すると、終了まで失業保険が延長される」
というのは、今では広く知られるようになりました。

ネット上でも、職業訓練を受けるための情報をまとめたサイトが数多く見つかります。

しかし、書いた人の知識不足なのか、重要なポイントを解説していないサイトも少なくありません。

この手のサイトを鵜呑みにして行動に移してしまうと、「職業訓練は受講できるのですが、失業保険の延長は受けられない」などというかなり悲惨な事態に陥ることになります。

なぜかというと、職業訓練を受講することで失業保険の延長をしてもらうためには、「ハローワークの指示を受けて入校した」という条件を満たさなければならないからです。

これを知らず、ネット上で得た断片的な知識で行動して失敗する人も後を絶ちません。

例えば、「そうか!失業保険を延長するには、職業訓練を受ければいいんだ!」とすぐに職業訓練校に直接受験の申し込みをしてしまうといった具合です。

この場合、仮に選考試験に合格したとしても、ハローワークの指示で職業訓練校に入校したことになりません。

つまり、失業保険の延長という、職業訓練の最大級のメリットを自ら捨てたことになります。

それでも自分が希望するスキルが身につけばまだ良いのですが、収入がゼロの状態で何ヶ月も職業訓練校に通い続けられる人はごく少数です。

つまり、途中でリタイアを余儀なくされ、後には何も残らないという悲惨な結果で終わります。

職業訓練に限りませんが、行政の制度というのは落とし穴があちこちに仕掛けてあって(別にわざとではないのでしょうが)、予備知識がないとすぐにその落とし穴に落ちてしまいます。

中途半端な知識で行動を起こし、後戻りできなくなる・・・といった事態は避けたいものです。
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