佐藤 あきのイラスト
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佐藤 あき税理士・CFP

制度の説明はいいから、自分がいくらもらえるのかだけ知りたい――よく分かります。まず表をどうぞ。ご自身に近い行を探してください。※日額は概算です。

月収20万円(日額 約4,900円)

条件 日数 総額の目安
自己都合・勤続3年 90日 約44万円
自己都合・勤続12年 120日 約59万円
会社都合・35歳・勤続8年 180日 約88万円
会社都合・50歳・勤続12年 270日 約132万円

月収30万円(日額 約5,900円)

条件 日数 総額の目安
自己都合・勤続5年 90日 約53万円
自己都合・勤続22年 150日 約89万円
会社都合・38歳・勤続10年 240日 約142万円
会社都合・52歳・勤続20年 330日 約195万円

月収40万円(日額 約6,700〜8,600円)

条件 日数 総額の目安
自己都合・30歳・勤続6年 90日 約63万円
会社都合・42歳・勤続12年 270日 約211万円
会社都合・48歳・勤続21年 330日 約284万円

表を眺めて気づくこと

数字を並べてみると、いくつか面白いことが見えてきます。

まず、月収20万円の会社都合(50歳)が、月収40万円の自己都合(30歳)の2倍以上もらえるという逆転現象。受給総額に効いているのは月収の高さではなく、離職理由と年齢の組み合わせであることがよく分かります。

次に、45〜59歳の手厚さ。日額の上限も給付日数も、この年齢帯が制度上のピークに設定されています。ミドル世代の失職は再就職までの期間が長引きやすく、家計への打撃も大きい。制度がそこを重点的に支えている、ということです。

そして月収45万円あたりからは、日額上限に頭を押さえられて金額が伸びなくなります。月収40万円の行と50万円の行を作っても、数字はほとんど変わりません。

失業保険「だけ」で考えない

税理士の立場から付け加えると、退職後のお金は失業保険の枠だけで設計しないほうがいいです。組み合わせ次第で、手元に残る総額はまったく違ってきます。

体調を崩しての退職なら、失業保険の前に傷病手当金(給与の約2/3×最長1年6か月)。月収30万円の方なら、これだけで最大360万円規模です。早期に再就職が決まりそうなら再就職手当。そして支出側では、会社都合等なら国民健康保険の軽減(前年所得を3割に圧縮して計算)と国民年金の免除。このあたりを全部拾うかどうかで、1年間の収支は数十万円単位で変わります。

表はあくまで入口です。ご自身の状況を入れた見積もりは無料診断で30秒、細かい設計は無料相談でお手伝いします。